フィリピン・カトリック司教団がMDMに対して声明
2019年7月1日 CBCPニュース フィリピン、マニラ
フィリピン・カトリック司教団(CBCP)は、偽預言者・偽教師に対して信徒に警告を発した。
ダバオのロムロ・バジェス大司教(CBCP会長)は6月29日、各教区に宛てた書簡の中で、「マリア・ディバイン・マーシー」と呼ばれる集団に「十分注意」するよう信者に促した。
「彼らは私たちカトリック信者に混乱をもたらし、誤った、偽りの、歪曲された教えを広めています」とバジェス大司教は語った。
マリア・ディバイン・マーシーは、メアリー・カーベリーというアイルランドの自称預言者と思われる人物が名乗っている名前である。
カーベリーは長年、イエズス・キリストと聖母マリアからメッセージを受け取ったと主張してきた。
これらのメッセージの中には、教皇ベネディクト16世の辞任に関する黙示録的予言や、教皇フランシスコは偽預言者であるという趣旨の言葉も含まれていた。
現在に至るまで、彼女は国際的に多くの支援者を作っている。フィリピンでは、セブ、イロイロ、ブキドノン、サンボアンガ、バタンガスで活動が行われている。
CBCPの書簡は、バランガのルペルト・サントス司教を通じて、神の慈しみ(聖ファウスティナ)の信奉者たちから寄せられた苦情に端を発している。
世界慈善使徒会議(WACOM)アジア司教議会 議長でもあるサントス司教は、この集団の国内での活動は「警戒すべき要素である」と述べた。