マリア・ディバイン・マーシー この偽預言者に注意

カルト教祖「マリア・ディバイン・マーシー」の真実を書いていきます

初土曜日に死んだら、地獄に落ちない?

 マリア・ディバイン・マーシーの変な預言・・・。

 

 

 二千年の公教会の教えの中に、そんなものはありません。イエズス様も、使徒も諸聖人も、歴代の教父や公会議も、そんな教えを伝えていません。ファチマの聖母は、初土曜日の信心を伝えましたが、それは、この信心をした人には、臨終のときにあらゆる助けをする、というもので、地獄を免れるという確約ではありません。

 そもそも、矛盾した話ですよね。この世のどんな幸せより、天国の最底辺の幸せの方がはるかに大きく、それは永遠に続きます。初土曜日に死んだら地獄に落ちない(=いずれ、天国に行ける)のであれば、初土曜日に自殺をすれば、誰でも簡単に天国に行けることになります。救われるのはあまりに難しく、入ろうとしても入れない人が多い、と仰ったイエズス様の言葉は、どうなるのでしょうか。

 

 特に今の時代は、一部の国では安楽死が合法化されています。生き方が悪く、救いが難しそうな人は、初土曜日に安楽死するよう調整したら簡単に天国に入れるということでしょうか。


 これは、カトリックから派生したカルトとして有名なリトル・ぺブルの弟子(山本恭子)の話にも似ています。その昔、日本のリトル・ぺブルの集団では焼身自殺をした弟子が出ました。すると、「幻視者」(=預言者)と称していた山本恭子は、その日は地獄の門の閉じる日なので、自殺をしても滅びない、と言ったそうです。山本恭子は後に別件で2007年5月11日に長崎県警に逮捕されています。

 では、初土曜日に亡くなった有名人には、どんな人がいるのでしょうか。アヤトラ・ホメイニとか、イサドラ・ダンカンとか・・・。前者は、イランのイスラム原理主義の指導者で、革命と体制維持の為に大勢の人を殺し、また、アラーの敵を殺害するようなファトワーを大量に出しました。彼の出したファトワーによって、日本でも五十嵐教授が不適切な本を訳した、という罪状で殺害されました。

 イサドラ・ダンカンは、ソビエト連邦に移住したアメリカ人の踊り子で・・・書くのが疲れるので、以下略しますが、調べればいくらでも救いが?な人は出てきます。

 今は世情が不安定な時ですので、このような怪しげなカルトが、人の関心を集めて、支持者(=被害者)を増やしてしまう可能性は、十分にあります。これから、海外サイトを暇を見つけて訳すなどして、その予防に努めていきたいと思いますが、とりあえず、あれ?なツイートでしたので、話題にすることにしました。

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